今年も夏休み最終日曜日に稲城プログラミング大会を開催しました。
入賞作品
最優秀賞 | ryujim さん | 世界のナベアツ スクラッチで作ってみた |
優秀賞 | なーた さん | パズルゲーム |
優秀賞 | mkazuma_818 さん | 野球MAX |
優秀賞 | haru1114566 さん | 月を追加!モバイル対応!〜dark platformer〜 |
素晴らしい作品ばかりでなかなか審査が終わらず、何度も審査時間を延長する事態に。それほど皆さんよい作品ばかりでした。
作品紹介
数字をカウントしていって、3の倍数と3のつく数字の時に”バカ”になる、かの有名なお笑い芸人のネタをScratchで再現しました。またオリジナル要素で8の倍数になると”スタンド”を召喚します。
3の倍数と3のつく数字を正確に認識して、ちゃんと”バカになる”という表示に切り替わります。また、8の倍数になる場合はまた別の表示に切り替わります。
変数を3の倍数4の倍数で割って、分岐させるのはPHPのプログラミングをするときでも使う技術です。3と8の公倍数になったときは、”バカ”表示と”スタンド”表示を競合せずに両方とも表示されます。つまりプログラミングで3と8の公倍数を正確に認識させていることがわかります。
ブロック定義もうまく活用していて、プログラムがシンプルなるように工夫されています。これをScratchで作ろうと思った発想と実装能力、またそれを正確に他の人に説明できるだけの発表が素晴らしく、最優秀賞に選ばせていただきました。
パズルゲーム(作品未公開)
画面上にブロックが落ちてきて、同じ色のブロックが直線状に並んだ時にブロックが消えるパズルゲーム。ゲーム開始時にランダムで並ぶのですが、その時に最初から同じ色のブロックが4つ並ばないようにプログラムで制御されています。
ブロックを動かすときに動かすブロックのグラフィックを変えて、どのブロックを動かそうとしているのかが一目瞭然で、UIも工夫しています。
ゲームのルールからしっかり考えて作りこまれている、素晴らしい作品です。
ピッチャーが投げたボールをネコがバットを振ってホームランを狙うゲーム。タイミングよく狙うとホームラン、見逃すとストライク、ホームラン3回とるとバッターの勝ち、ストライクを3つとるとピッチャーの勝ち。
バットを振る際に36度回転を10回繰り返すことにより、バットをちゃんと振っているように工夫しています。ピッチャーの動きもうまく作りこんでいます。次はボールの当たり方によってヒットやアウトになるようなプログラムで動かせるとなお楽しいゲームになりそうですね。
ボールをジャンプさせたり左右に動かしたりしてトゲ(障害物)にぶつからないようにゴール(右端)に進める横スクロールゲーム。軽快な音楽と、ジャンプの動き、リスタートのタイミングなど、やっていて気持ち良くストレスがない所が非常によいです。
アップデートした日付と内容を正確に記載してバージョン管理もバッチリです。
総評
今年も素晴らしい作品ばかりで、審査するというよりメンター一同が楽しんで発表を見させていただきました。長くCoder Dojo稲城に来てくれているニンジャたちが以前とは比べようがないほどに成長されていて、本当にびっくりしています。
次回開催するときもたくさんの応募をお待ちしています。ありがとうございました。